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What's? RE-J (Range Expander - JRC4558D)

AnalogComputer/CAMTAC/RE-J Project

プロジェクト名と同じマジックBOX「RE-J」とはなにか、そのキーコンセプトを紹介します。

☆枯れたソリッドなサウンドを持つ、オールドエレクトリックギターの魅力を引き出す。
ビンテージオールドあるいは マスターグレードなどのモデルに共通する
 弾けるようなサウンドと、渋い粘りのあるサウンド、
この相反するサウンドを、エレクトリックギターから引き出すことが目標です。
☆ギター自体が持つサウンドキャラクターと、アンプ本来の特色を変えずに拡張する。
  ギター自体の音質を不必要に味付けせず、アンプの持つ音色に上乗せして響かせます。
 変えるのではなく、拡張する!ことがテーマです。
☆ギター本体側での Volume,Tone,PickUp の調整をアンプに伝達する。
  優れたプレイヤーは、演奏中にギター本体側で、Volume,Tone,PickUp調整を巧みに操り、 
サウンドの微調整を行います。
ギター本体とアンプの間で行われる電気的な駆け引きを調整し、
  絶妙のバランスでプレイヤーの意志をアンプに伝達します。


★ICは好みにより取り替え可能 
     4558D シングルコイル向き 定番のサウンド
     4558DD 気分を変えたい時
★ミッドレンジの立ち上がりと
   歪み具合が微妙に異なります。

★低音の抜けを追求するための
   単3電池6本仕様 
★厳選されたパーツで
   完全ハンドメイドの基板部分

 

星の数ほどある歪み系のエフェクターの中で、真空管アンプの良さを引き出せるアイテムとしての評価が高いのは、アイバニーズのチューブスクリーマー(特にTS-808)です。 
しかしながら、既製品のチューブスクリーマーTS-9では、音質の変化(味付け、劣化)が多すぎるため、図太く・濁りのないサウンドを追求するオールドエレクトリックギター崇拝者にとっては、ただのエフェクター(効果音作成装置)に過ぎません。 

では、クリーンこのうえないフェンダー系アンプから、SRVがトレードマークにしたジューシーなストラトサウンドを引き出せたのはどうしてなのでしょうか? 
それは、チューブスクリーマーの回路自体が持つマイルドな音の特性が、当時内蔵された電子部品とうまく調和し、バランスのとれた音を引き出したからに違いありません。 
実は、あの弾けるようなサウンドは、チューブスクリーマーに内蔵された日本製のIC(OP-AMP)JRC4558Dのもつ電気的な特性が、真空管アンプ(特にプリアンプ部)との相互作用(歪み)を起こして引き出せたサウンドなのです。 

RE−J(レンジエクスパンダー)は、いわゆるエフェクターとは少し異なります。 
JRC製のICが持つ中音域の張りのある立ち上がりと、ナチュラルな歪み特性を魅力的に残しつつ、低音域の抜けと音の濁りをおさえるため、徹底的に無駄を省き、パーツを厳選し合理的に配線することで完成した、オールドエレクトリックギター専用の高音質プリアンプです。 

RE−Jは、ナチュラルな特性を持つ真空管アンプと組み合わせることで、オールドエレクトリックギターの持つサウンドキャラクターを失なわないまま、弾けるようなストラトサウンドや、粘り強いハムバッカーサウンドを引き出すことが可能です。 

●基本セッティング: 
最も基本的なセッティングは、GAIN:0,TONE:5-8,LEVEL:4-6です。クリーンサウンドのアンプで弾けるようなサウンドを確認して下さい。
必要に応じてLEVELを上げれば、アンプのプリアンプ部分を甘いサウンドでオーバードライブすることができます。
●ライトドライブ: 
GAINノブを2以上に持ち上げれば、軽めのきれのあるドライブがかかります。 
●オーバードライブ: 
GAINノブを5以上に持ち上げれば、うねりのあるサウンドが引き出せます。 
ギターのボリュームを絞っても、使える音(張りのあるバッキング向けサウンド)が変わらず引き出せることを確認して下さい。

Story of RE-J


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